交通事故(3)-2-2 〜逸失利益(後遺症) 

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    交通事故に遭って後遺症が残ってしまった場合,どんな損害賠償を請求できるでしょうか?

     

    後遺症の損害賠償には,「後遺症による逸失利益」と,「後遺症に対する慰謝料」が考えられます。

    このうち,今回は,「後遺症による逸失利益」についてお話します。

     

    「後遺症による逸失利益」とは,交通事故で後遺症が残ってしまったために,本来得られるべきであったのに得られなくなった利益を言います。

    例えば,交通事故に遭って,足が痛くて仕事ができなくなり,その分以前に比べて収入が下がった場合,その下がった分が逸失利益となります。

     

    では,この逸失利益は,どのように算定されるのでしょうか?

     

    実務上は,次の式で計算されています。

     

    後遺症による逸失利益=【基礎収入】×【労働能力喪失率】×【労働能力喪失期間に対応する中間利息控除係数】

     

    この計算式を見ても,なかなかぴんとこないと思います。

     

    おおざっぱにいうと,事故前の収入に,後遺症により失われた労働能力の割合をかけて,事故後の労働能力を喪失する期間をかけています。

     

    例えば,年収500万円だった男性サラリーマンが,49歳で交通事故に遭い,50歳で症状固定となって後遺症9級の認定を受けた場合,逸失利益は次のように算定されます。

     

    5,000,000円×0.35×11.2741=19,729,675円

     

    これでも,まだよくわからないかもしれませんね。

    次回以降,基礎収入,労働能力喪失率,労働能力喪失期間に対応する中間利息控除係数をどうやって決めるのか,説明していきます。



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